以前オーナー邸部分のスケルトンリノベーションを行った鎌倉のコンクリート造賃貸マンションの、今度は賃貸部分の１室についても入退去に伴う内装リフォームと同時に、水廻り部分のみレイアウトを変更するリノベーションの工事が始まりました

鉄筋コンクリート造ラーメン工法の建物で床下天井フトコロなどには余裕がありますが柱型、梁型の出っ張りが間取りに制約を及ぼします。以前の水廻りが浴室、洗濯機置場、洗面台がとても小さいのに対して、トイレにやたら余裕があったり無駄な廊下部分があったのを、浴室位置を少し変えて大きくすると同時に、今どきの賃貸では重視されるゆとりと高級感のある洗面とトイレ、洗濯機をちゃんと置けるスペース、不足していた下足入れを既存の空間の無駄な部分から空間をひねり出すように新しくレイアウトし直しました。新築と違ってリノベーションはその自由度が大きく制約されるので設計の思考が詰将棋のようでもあり、そこがなかなか面白かったりもします。


こちらはリノベーション前の様子。片開きドアも狭い空間では使いにくくなるので引き込み戸へと変更していきます。


1か月程度の短い工事ですが使いやすさも随分と増すはずです。