, and then 中山英之展

ART2019/7/5

都内の現場定例後に、ギャラリー間で行われている 「, and then 中山英之展」へ。金曜日だったので近くの国立新美術館のポルタンスキー展や森美術館もその後行けるかと思っていたのですがこれだけで十分満足でした。

「ギャラリー 間」ならぬ 脱力した気配のミニシアター「CINE 間」で見れるショートフィルムをまずは鑑賞。


ショートフィルムは途中休憩をはさんで3本+3本の計6作品。中山英之氏が設計した家での日常風景を切り取った作品がほとんどですが撮影方法それぞれ特殊でどれも見ごたえがありました。家の中にものがあふれてしまっていて普通なら見せないような場面をそのまま映しているような家もあり、これを映すことを許される建築家と建て主の関係が素晴らしいと思いました。

映画鑑賞の後に下の階の展示を確認。撮影に使った機材なども展示してあってこういう順序の見方ができるのも面白い。



模型の精巧さとか、すごい原寸模型、スタディ過程の物量の多さを競い合うような傾向にある建築の展示会というが面白くないなと最近思っていましたが、この見事な脱力加減とオリジナリティは素晴らしくてもう1、2度は見に来たいと思います。