瀬戸内芸術祭2019~大島~と高松市近郊

ART遊び2019/9/3

この旅行中一日だけ天気の悪い日があってその日は島巡りはほどほどにして高松市内を中心にうろちょろ。

栗林公園の中の茶室「花園亭」で朝粥が食べれるという情報を得ていたので早速予約して伺いました。時間入れ替え制なのですが他にお客さんも1組のみでとても優雅な朝食を楽しめました。

栗林公園内の掬月亭。数年前に姪の結婚式で訪れて以来ですが相変わらず美しい建物です。

少し車で遠出して「ジョージ・ナカシマ記念館」へ。イサム・ノグチ庭園美術館からも近いのですがここはまだ行ったことがなかったのです。ジョージナカシマ氏の家具を製作する桜製作所の工場敷地内の建物ですが、懇切丁寧に係員の方に説明して頂いて詳しく知ることが出来ました。これだけジョージナカシマ氏の家具が1か所に集められているのはすごいようで、アメリカ本国では超富裕層のコレクターが沢山いてテーブルとか億単位で取引されているらしいです。

瀬戸芸の作品もある四国村に。

安藤忠雄氏設計の四国村ギャラリーという建物があるのですが、これがなかなかの良い建築で3回目くらいの探訪です。

丸亀市のMIMOCA猪熊弦一郎現代美術館が改修のため休館中とのことで、このギャラリーにて猪熊弦一郎展「私の好きなもの」(岡本仁監修)が開催されているというのでそれも鑑賞。


昼食はもちろん「わら屋」の饂飩で。

ジョージナカシマ記念館で説明してくれた方にもオススメされた、取り壊しの決まった香川県立体育館(設計:丹下健三)にも寄り道。幼いころに見たような印象が残っていますが、強烈な印象の建物です。

その後午後の船でまだ行ったことが一度もなかった大島への短時間の船旅。大島は瀬戸芸の会場ともなっていますが、昔はハンセン病患者の隔離施設があった島で今でもその名残が残されています。

昔の療養所を利用した展示がほとんどなのですが、天気も悪く人も少なかったせいか島中が作品も含めて全て物悲しい雰囲気で覆いつくされていました。




この大島も高松港から近くて船で10分程度。昔は泳いで島から脱出を図ろうとした人が大勢いたそうです。

高松に帰って「仏生山温泉」へ。その後近くの「一鶴」で骨付き鳥を食べるのが高松の夜の定番となっています。

これは高松を出発する日の朝にモーニングを食べに行った喫茶「城の眼」。建物は強烈ですが果たしてこの建物がいつまで残るのか心配です。できれば若い人が後を継いで綺麗にリノベーションしてあげて欲しいと思ってしまいました。

~瀬戸芸編終わり~