飾り屋根の下地

葉山のアトリエ2016/12/27

『葉山の新アトリエ』。

この家は屋上が全面ルーフテラスのフラットルーフなのですが頭頂部にちょっとした屋根をぐるりと回します。昔のマンションの外壁や塔屋の頂部についているような”やつ”なのですが呼び方がわからないのでとりあえず”飾り屋根”と呼んでます。奥行きは50センチほどしかないのですが板張りの外壁の耐久性を上げるための軒として機能するのと、単純な箱型の建物となるのを私が嫌ったために付けました。コスト的には無駄といえば無駄なものなのですが。。

デザインもいろいろ研究した結果、なるべく軒を低くしつつ軒裏を水平に張るのでなく鋭角に切り込んで外壁に影が出るようにと寸法を決めています。

この屋根の下地として断面形状なりに桟木に合板を打ったパネルをつくることになったのですが、工場での機械加工が出来ないということになり大工さんが現場で手作りしてくれました。

50枚以上と大量にあるので積み上げるとこんな感じとなって圧巻です。ありがとうございます。。