フォスター設計の家(現美術館)
ART建物2017/7/27
噂に聞いていたNorman Foster氏設計の個人住宅が鎌倉にあって今度美術館として生まれ変わるという件、もうすでにオープンしているよということで今日鎌倉に寄ったついでで見に行ってきました。とても近いので逆になかなか見に行かないということになりがちですので。。
鎌倉歴史文化交流館というのが正式名称で、平日だからか人はとても少ないです。(スタッフの数の方が多い)
建築は”圧巻”の一言。すごい建築が鎌倉にあったものです。展示物はそっちのけで建築だけ堪能してきました。
ほぼ平屋なのですが住宅のスケールではなく、どのように住んでいたのかが想像しにくい建物。もちろんゲストハウス的に使用されていたのでしょうが。
とにかく外構が素晴らしい。こんなに”鎌倉”を感じさせる場所は他にはちょっとないかも。
敷地を取り囲むこの遺構の姿がFoster氏のデザインの元になっているのは明らかで盤状に並行して立てられた外壁のテラゾも上部と下部で骨材の密度を変えて地層を意識させている点など、なじみのない日本の鎌倉のこの土地を見てFoster氏が触発される様子が目に浮かびます。
世界的な建築家のディテールはとても気になります。
入館料は300円。300円で世界的な名建築が見れるこのお得さ。
ちなみにこの近くにあった「古我邸」なる洋館カフェレストラン。素晴らしく手入れされていて結構式会場とかに使われているようですが外に掲げられていたメニューを見るとワインが500円、コーヒーが300円というこんなに安いのという価格でこれは穴場です(レストランメニューはやはり高めでしたが)。