上末吉の家

狭小地における建売住宅である。敷地は近隣商業地域+防火地域であり、建蔽率、容積率、高さ制限のしばりはほとんど気にしなくてよかったのであるが、間口4.8mの細長い敷地の中でビルトインガレージを設け、防火地域内の木造であるためガレージ込の延べ面積を100㎡以下に抑え、なおかつ4寝室を設けその全てに採光をもたらすという難問への挑戦となった。結果として、敷地の長い奥行きを利用して小さなライトコートを2ヶ所設けて、居室をそのコートに張り付けた2階リビングのプランとすることで解決している。延べ面積の上限があるため、まったく無駄のない面積配分を行ったうえで、不足せざるを得ない収納量をロフトによって確保することになった。ほぼフラットな屋根であるが、天井高さ1.4mのロフトを挿入することで、小さなスキップフロアが生じ何種類もの天井高さを生み出すことになり狭いながらも空間のメリハリが生み出されている。

計画地
横浜市鶴見区
用途
建売住宅
主要構造
木造在来工法
敷地面積
84.28㎡
延べ面積
99.85㎡
完成年月
2003年5月