無垢の玄関ドア

本牧和田の家2022/7/22

『本牧和田の家』の現場。外壁材など資材の納入の遅れもあって工程は遅れ気味ですが少しずつ進行しています。


玄関ドアは無垢の板でつくったかなり高級な仕様です。ピーラー材という水に強い米松の柾目材を使っています。この材の弱点としては水に強く油分を多く含んでいる反面、その油分のヤニが出やすいというのがあります。1年ほどしてヤニが出る兆候があればヤニを除去して程度によっては塗装補修が必要となります。

室内のドアは全て片開戸。うちのアトリエの場合室内ドアはほとんど壁内引き込み戸としているのですが(開けたときに邪魔になる理由から)、外国人向け賃貸住宅となると仲介不動産業者のアドバイスがあって開き戸とするように求められます。ちょっと不思議とは思うのですが。

同じく外国人向け対応として、LDは広く、天井も高くなければいけないということで、相当広いLDとなっています。敷地自体は日本サイズなのでいかに動線など無駄な空間をなくしてLDの空間を確保することに努めたプランとなっています。