旧上野市庁舎 SAKAKURA BASE

2026/8/13

鳥取からの帰路、中間地点の伊賀上野で一泊。今回の目的地のひとつの旧上野市庁舎に。

坂倉準三氏設計で1964年完成の旧上野市市庁舎をリノベーションして、ホテルが昨年オープン、図書館が今年オープンした建物です。

スチールのサッシは断熱性能が悪いのを承知の上でそのまま補修して使用しています。軒が出ていて雨仕舞にシビアでないということが功を奏したようです。

敷地は半階程度の高低差があって、内部も1階、中2階、2階というスキップフロア。町を見下ろすような高い建物としないということでこのような低層の建物としたそうです。


1階の図書館は21時までオープン。町の規模(8万人)以上の立派な図書館で、宿泊者は臨時の貸し出しカードをもらえて10冊まで借りれるというのがすごく良かったです(部屋にTVはありません)。本屋さんに住むようなコンセプトの宿がいくつかありますが、ここはまさに図書館の上の1室に住んでいるという感覚です。





1階が図書館とお土産屋、カフェ、2階がホテルですが、2階の一部には図書館利用者が使えるラウンジが2カ所あって、まだあまり利用されていないようですがリッチな空間となっていました。




客室入り口のニッチが良いです。ニッチの三方枠の形状は旧執務室の形状を踏襲したもの。





客室はスタンダードな部屋でも、窓面が長い横長の部屋で50平米弱の広さ。新築ホテルのいかに多くの部屋を詰め込むかという方向性とは真逆の間取りが斬新です。

スチールサッシの暑さ対策のため窓には障子(障子とガラスの間には遮光ハニカムスクリーン)。


消防隊の進入口でホースを引っ掛ける設備。

1階のカフェ。ホテルは素泊まりでしたが客室内で朝食も食べれるようです。

すぐ隣には伊賀上野城もあります。