moka

交通量の多い幹線道路に面し、周囲の建て込んだ間口の狭い敷地での住宅の建替えである。歩道を切り下げて新たにビルトインガレージを設け、従前の家の日当たりの悪さを改善すべくLDは2階に変更して吹抜の高窓と天窓を設けることで十分な採光を得ることができるようになった。またこの場所は防火地域であり木造住宅は2階建て以下かつ100平米以下の制限があるため、制限内最大の大きさを確保して、その上にロフトや屋上テラスを設けることで不足する収納やバルコニー空間を補っている。各個室は最低面積に効率よく納め、2階LDは高天井によって閉塞感の無い明るい空間とした。 防火地域内の建物であるため内外装に木材の使用が制限されるが、玄関ドアの木製引戸や、窓枠、化粧柱や格子など制約を受けない部分には木をなるべく多く使用するように している。

計画地
神奈川県横浜市鶴見区
用途
住宅
主要構造
木造在来工法
敷地面積
76.56㎡
延べ面積
99.89㎡
完成年月
2013年11月