貴重な晴れの日の昨日『ロースターの家』が上棟しました。

構造設計者とプレカット工場には結構苦労してもらった屋根最頂部。多面体に加工したかぶら束を下から束で支えていますが実際はなくても大丈夫なところ、木造3階建ての構造計算上で限界耐力計算など大変な構造解析が必要ということで断念して束で支える形にしました。

敷地は住宅街の奥まった位置にあるのですが、1階でお店をやるのに多少のランドマーク性のある目立つ形がよいだろうということ、お店まで引き込むようなアプローチをつくりたいということ、3階建てなので少し角のない建物として周辺に対する圧迫感も減らしたいというので考えた形状です。

３階に設けるバルコニーからは残念ながらながらさすがに海までは見えないですが屋根の上からなら見えるそう。

複雑な形なので現場で組んでみないとわからないところや現場合わせでカットしないといけないところなどあったのですが、予定より早くいつもと同じ一日で屋根下地まで完了。上棟に立ち会ってもらった大工さんたちもめったに見ない形ということだったのですが綺麗に納まりました。