妹島建築2題を見る

建築2025/8/11

今年の夏休み、大阪万博~瀬戸芸~香川の実家帰省の道中で2つの妹島和世氏設計の建物を見た。

宇野に1泊(宇野港のかき氷屋さん目あて)するついでに、瀬戸芸に関連して一般公開されていた岡山の玉野市にある蓄電池の工場(妹島和世氏設計)を予約して見学。

シンプルかつ合理的な形、屋根の立体トラス、構造的にも素晴らしく良くできている工場だと思っていたら、既存工場のリノベーションだと現地で知る。

元は石膏ボードの工場だったらしいが、それでも低いプロポーションを強調するように外周をずっと掃き出し窓のガラスで解放したところや、それを実現するため上部外壁をダブルスキンとしてその中に空調設備を隠蔽したところなど発明的な手法であると恐れ入りました。

光のインスタレーションスペース。よく見ると上部スポットライトは太陽光発電の不安定さをしめすように少し点滅していて、プログラミングによって照射案の床では一定の照度となっているということのシミュレーションをアート化したもののようだ。カフェスペース(宇野港でBallardというカフェをやっている)の方に聞いて知る。

外壁上部のダブルスキン。奥の空き地に妹島氏設計で新工場新築の予定もあるそうです。

そしてもう一つは高松港近くに昨年完成した穴吹アリーナ。こちらはSANAA名義のようです。

海上など遠くからみると白く見える屋根はよく見るとシルバーですね。

メインアリーナとサブアリーナ間の通り抜けできるピロティスペース。正面には間近に瀬戸の風景。

メインアリーナ内の無料でできたホワイエスペース。ここからも海がきれいに見えます。
駐車場や機械室などのバックスペースは盛り土の下に埋設して緑のマウンドで覆い、雲または瀬戸内海の島のように屋根だけが浮かんで見えるとようにという見せ方が成功してます。
内部はあまりつくりこまず構造をそのまま見せている感じにも好感が持てます。一見安そうに見えますが実は高いのかもしれないのですが。。