葉山移住4年目

葉山移住2021/6/21

気が付けば葉山に越してきて4年が過ぎました。新コロナのおかげで葉山芸術祭や地元のお祭り、海の家などが軒並み中止となった去年からは時の流れが少し休止しているような感じでもありますが。。

ここで暮らすようになってから、思ってもいなかったのですが個人的な興味の対象が随分変わってきました。葉山で暮らしはじめて興味がわくようになったのが、鳥、虫、植物、魚、山、星とか身の回りの自然ばかり。新居で猫を飼うつもりでいたのですが、やってくる野生の動物を見ているだけでかなり満足してしまうのでまだ飼っていません。

家の前を森戸川が流れているという環境の影響が大きいと思いますが、家が山の中にあるわけではないのですがいろんな鳥が我が家のデッキテラスと柳の木にやってきます。家の前の小さな緑地は新築当初は雑草も荒れ放題でクモだらけでしたが、余計な雑草をたまにある程度手入れすることで環境が落ち着いてきたように思います。クモや青虫は鳥が食べてくれるし、毛虫は蜂が退治してくれます。川沿いのシンボルツリーのシダレ柳は最初から高さ5mはある立派な樹でしたが、毎夏の強風と台風に耐えて家の高さを越えそうな大きさに育ちました。(あまり大きすぎても良くないらしいのですが)。小さな鉢植えで買ったシマトネリコの木は地植えしてあげた途端もう3mを越し、同じく鉢植えのオリーブやミモザもどんどん成長していってます。鳥が種を運んで来たらしいトベラの木もいつの間にか育ってきて花が楽しみです。

先日の夜に森戸川林道に見に行ったゲンジボタル。毎年この季節になると行くのですが、蛍が見つかりそうな場所や時間にも自然と詳しくなり、今年は少し上流までいって20匹くらいの集団に出会いました。ゲンジボタルのあとはヘイケボタルの季節となり、昨年は毎年行く田んぼで百匹以上乱舞する姿を見ました。夏になれば芝崎海岸に潜って熱帯魚とたわむれたり、毎晩屋上テラスで見あげる星の名前を覚えたり。。。
四国の相当な田舎で育ったはずですが、いい大人になって葉山で再び自然を学び直している感じがなんとも楽しいです。同じ葉山でも海の近くで暮らしたりしているとまた興味も違ってくるのでしょうが、毎日を過ごす家や環境が、暮らしに大きな変化を与えることに今更ですが気づいていく毎日です。

最近ですがコーヒーの焙煎機をプレゼントで頂きコーヒーの自家焙煎も始めました。思ったより簡単で素人でもとても美味しいコーヒーが出来上がります。コロナ前に始めたギターとともにコーヒー焙煎も趣味となりそうです。