山手133番館

建物2022/10/11

モンテローザの山本社長よりお誘い頂いて、同社が60周年記念事業として修復工事を行った山手133番館の完成お披露目の見学会に伺ってきました。モンテローザと言えば横浜の老舗の洋菓子屋さんですが、妻の小学校時代の同級生というご縁です。また他にも横浜の歴史的な文化を保存する事業を行われていてその中で真葛焼という横浜の伝説的な焼き物を保存するミュージアムも運営されていて、たまたまなのですがうちで設計した家の建て主さんがその真葛焼の御子孫だったりというご縁もある方です。
横浜の山手地区でたまたま売りに出ていた古屋がかなり老朽化していたものの、本当の洋館ではないかということで横浜市の協力も得ながら想像される新築当初の状態に復元したということで相当苦労されたそうです。設計者は不詳ですがアントニン・レーモンドの設計の可能性もあるそうでかなり貴重な建築物です。このような志を持った方と巡り合うことがなければ、あっという間に解体されていたであろうと思います。