葉山のアトリエ解説(1)~空調について

葉山のアトリエ設計解説2017/8/24

葉山のアトリエに住まい始めて初めての夏もそろそろ終わろうとしてます。夏の暑さは8月に入ってからの雨続きなどであまり感じることはありませんでしたが、各階に設けたエアコンは数回使った程度。朝からカンカン照りで猛暑日の予報がでた日に日中だけ使う感じで済んでいます。緑に囲まれた場所なのでやはり横浜や東京に比べると2度くらい夏の気温も低いような気がします。それと小さいおかげで風通しの良い家となっているので適度に風がある日はそれだけで十分快適に過ごせます。さらに屋外に設けたテラスは日射がなければ風が心地よくてとても快適なので、夕方ごろになると外で読書とかスケッチもしてます。

各階がほぼワンルームなのですが、壁埋め込み型のエアコンをフロアごとに1台設けていて使用する時間帯による活動エリアによって1台だけ稼働させて使ってます。2階がリビングですが1階まで一緒に1台で十分冷やせるので2台や3台同時に使うことはまずありません。

3階は寝室のみですが、地上から高い分特に大きな窓からの風通しがよくてここで冷房を使うことはないですが雨続きの日には洗濯物の室内干しでドライ運転は活躍しました。窓の下には川が流れていて、川や虫の音を聞きながら月と星を見上げつつの就寝は想像してなかった快適さでした。最上階なので夏の日照りの暑さが予想されましたがウレタン断熱を多めに入れたのと、屋上に全面デッキを敷いたことによる日射遮蔽効果が高いようです。今のところ用意した日除けのタープを使ったり、屋根に水をまいたりする必要もなく過ごせています。

1階は全面土間なのでこの土間の蓄熱効果を上手くコントロールしないといけません。この土間が温まってしまったら冷房も効果が薄れてしまいます。この土間の下には温水式の床暖房を埋め込んであるので冬にどれだけ暖房が効いてくれるか実証したいと思います。引き渡しが5月だったので床暖房も1回だけ試運転したのみなのですがうまくいけばこの1階の床暖房だけで家全体を暖房できるかもしれないと思ってます。