金沢富山旅行~金沢編

建物遊び2018/3/16

先週末に北陸へ3泊、旅してきました。所属している AA STUDIO の企画でお付き合いのあるYKKの富山の工場見学とパッシブハウスの宿泊体験を建築家仲間総勢9人との旅行。富山は初めてですが金沢にも行ったことがなかったので1泊前乗りして一度は行っておかないといけない金沢も巡ってきました。


逗子を始発電車で出発して9時前に金沢に到着してまずは街歩き。朝から市場は活気づいてます。


町はどこを見ても千本格子だらけ。


まずは鈴木大拙館と金沢21世紀美術館を目指しますが、途中のこの建物を見てすごく良いと思い、金沢だからもしかして谷口吉郎氏の作品かと。

調べてみると日建設計の作品の金沢歌劇座という建物でした。列柱吹き抜けのピロティと水色のスチールサッシの使い方とプロポーションは絶妙。

一番の目的の鈴木大拙館。

仏教学者の記念館ということで展示も少なく機能がほとんどない建築ながらもただただ静謐で美しい空間。しばらくの間欧米からの観光客の団体がいて「メディテーション!!ワッハッハ!!」とうるさくて空間をぶち壊しにしていましたが人が少ないときに再び訪れたい場所です。

金沢は一日小雨が降ったりやんだりと天気がよくありませんでしたが、雨のおかげで意図された軒先から落ちる水滴の波紋にも気づくことができました。気温も高かったのですが重度の花粉症の私にとっては最悪の時期だったようで旅の間中、花粉に悩まされました。

このお店は中村好文氏によるリノベーション。鈴木大拙館すぐ近くの金沢21世紀美術館はチケット購入の大大行列ができていて(日曜日かつ企画展示の最終日だったらしく)、後回しにしてひがし茶屋街へ。



街並はさすがにとても美しく統一されています。観光客も鎌倉の小町通り並に多く、

昼ごはん時となりましたがひがし茶屋街の中の店はどこも混んでいて海鮮丼とかパンケーキとかいかにもな店ばかりだったので、裏通りで穴場的な店を勘を頼りに見つけてランチ。他に客がいなくてすぐ入れましたがとても美味しかったビストロ。”あたり”でした。

主計町と、にし茶屋街も歩いてみました。金沢の街中をかなり歩きまわったので街の構成がよくわかります。


金沢21世紀美術館の近くに泊まったので閉館後の夜の美術館を拝見。22時までは無料ゾーンに入館可能です。


入れませんでしたが有名なプールの作品。

朝の21世紀美術館。この後高速バスで富山に向かいます。

~富山編~に続く。