逗子桜山の家

逗子海岸に近くマリンレジャーが思い存分楽しめるような立地に建てた木造2階建て+ロフトの木造住宅。新しく区画された旗竿状の長い共用通路をもつ敷地で、海が直接望めるような場所ではないものの共用通路に面する南側には近くの低山の稜線がきれいに見え、その眺望を活かしたいということもあって2階の南面に広く明るいリビングを設けることにした。1階には縁側から直接出入りできて将来的に書道教室を開くことも想定した畳敷の主寝室と子供部屋とを、建物の南北を貫く通り土間を挟んで配置してある。玄関前には釣った魚を捌くためのシンクのある外土間とレジャー用品等のための広い倉庫も設けてあって、洗面脱衣室にはこの外土間より直接出入りすることもできる。2階のキッチンはアイランドカウンター形式の造作キッチンでパントリーも付属している。LDと一体的に使える小上がりのような畳敷の部屋もあり、引込戸によって仕切って来客の宿泊などにも対応できるようにしている。2階LDKの南面にはウッドデッキ敷の広いテラスがあり、連続する大きな掃き出し窓によってLDKとオープンにつながっている。

計画地
神奈川県逗子市
用途
一戸建ての専用住宅
主要構造
木造在来工法
敷地面積
225.16㎡
延べ面積
117.58㎡
完成年月
2019年12月