軽井沢・森のテラス
軽井沢の平坦な森の中に計画された別荘。この地域の厳しい壁面後退の規制と十分な敷地面積のため、周囲にいくつか建つ別荘との間も十分に距離が確保され、敷地境界線の存在を感じさせない敷地である。建物は森の樹々の間にひっそり佇むように、敷地の区画線とは軸線をずらし配置した。LDKのある棟と寝室のある棟を角度をつけて対面させているため、窓から見える風景に自らの建物が映りこみ、2棟に挟まれた三角形のウッドデッキは周囲から少しだけ隔絶された空間として2棟をつないでいる。建物へのエントランスと2棟をつなぐ通路はともに空間を切り替えるトンネル状の空間として、その先に森の風景を対面させている。
- 計画地
- 長野県北佐久郡軽井沢町
- 用途
- 別荘
- 主要構造
- 木造在来工法
- 敷地面積
- 767.56㎡
- 延べ面積
- 118.46㎡
- 完成年月
- 2011年8月