青い星通信社

遊び2020/8/21

北海道の美深町という小さな町に「青い星通信社」という小さなホテルがあります。警察官宿舎だったという古い建物をリノベーションしたとても味わいのあるレンガ積の建物です。このホテルにまつわる物語がとても面白くて絶対行ってみたいと思い(「ONE STORY」というサイトで知りました)、今年は四国へ帰省できない代わりに北海道を旅してきました。

美深町という町のことを知らなかったのですが、村上春樹氏の「羊をめぐる冒険」の舞台と言われている町だそう。もちろん読んだことがあります。


焼成していないレンガ積だという建物は築60年ほどだそうですが外観はほぼそのままとのこと。2軒建ち並んだ宿舎の建物を渡り廊下でつなぎ、片方はライブラリー、カフェなどの共用部、もう片方が宿泊室x3室に振り分けられられていました。

小田原市出身だというオーナー直々に提供される美味しい夜ごはん、朝ごはん。たった1泊だけでしたが建物のこと、北海道のこと、いろいろとお話しさせて頂きました。
 
草原の中にぽつん建っているようなロケーションですが、すぐ近くに宗谷本線の鉄道が走っています。

近くの「紋穂内(もんぽない)」という無人駅まで歩いてみました。もうすぐ廃駅となるそうです。

北海道への飛行機の中で「羊をめぐる冒険」を読み直してみました。ある羊の写真が物語のキーとなっているのですが、オーナーに教えてもらった美深町の奥地の羊牧場まで行ってそれらしき写真を撮って満足。

写真で分かるようにずっと天気が悪かったのが残念ですがいつか再訪したいと思う場所でした。