宮崎にて工事始まる

宮崎のアトリエ2022/1/24

宮崎のアトリエの工事がもう始まっているということで宮崎の現場まで出張してきました。遠方の現場で交通費もかかってしまうのでいつものように気軽に毎週のように現場には行けないですが、必要なタイミングで今後も完成まで月1~2回この現場に通うことになると思います。この日は朝7:30の飛行機に羽田から乗って、鹿児島空港でレンタカーを借りゆっくり現場に向かってお昼につく感じです(鹿児島空港より宮崎空港の方が近いのですがなぜか航空券が鹿児島の方が大分安い)。

敷地面積2000平米あるうちの手前の空き地部分に平屋のアトリエ、こちらが基礎工事まで完了。奥の既存母屋は内部をフルリフォームしますが内部解体途中。

今回アトリエ、母屋とも内装に全面的に使用するOSB合板、石膏ボードを使いたくないという建て主さんの意向でいつもならシナ合板を使うところなのですが、ウッドショックによる合板の品不足と価格高騰により建て主さんの希望により採用。今まで使ったことのない建材なのでどう仕上げるか監督とじっくり相談。

既存母屋の内装を一部解体したところ。築30年くらいの家です。一度部分解体して調査してもらってわかっていたのですが、外壁には断熱材が入っていなくて外部側は柱の両面に杉板を張っただけという原始的な構造。外壁下地の合板も透湿防水シートも張っていないので隙間風も入ってしまうところを、新しく断熱材を追加して入れることにしています。この家は2世帯住宅で2階が子世帯の居住部分となりますが、2階の既存天井も取り払って小屋裏の梁を見せることにしています。当然既存家屋の図面もなかったので、小屋梁がどのように入っているかもわかっていなかったのですが、こういう感じで杉の太い梁や松の太鼓梁が混在した小屋組となっていました。かなり荒々しいですが、リフォームして仕上げると多分この小屋裏も良い雰囲気になるのではないかと思います。

何十年も前から何も変わっていないであろう敷地の風景。田んぼがあったここも敷地内です。背後の山は林業用の杉が植えられています。花粉症の時期の現場通いがこの感じだとちょっと心配です。。