瀬戸内芸術祭2022

ART遊び2022/8/31

夏休みを皆さんより1週遅れで取り、3年ぶりの香川県の実家への帰省ついでに今年も瀬戸内芸術祭を巡ってきました。

岡山側の宇野港エリアにある作品で天井から塩が降ってくる作品の一部。壁には塩で書いた数字が。

同じく宇野で何十年も使われていなかった診療所の建物の各所に映像を展示した作品。懐かしさを感じる建物が立派でした。

本州から見た四国というオブジェ。

宇野の競艇場近くの公園に展示された作品。誰も人がいないような場所なんですが、観客席の椅子のパーツでできていたりして結構お気に入りです。

四国にわたり、オープンしたばかりの屋島展望台へ。この建物は設計コンペ(疑惑の)によるもので実は私も友人建築家と共同でコンペに提案してました。このすごい形態の割にディテールは結構きれいに納まっています。展望台という機能はあまり果たせていない気がしますが、すでに人気の観光スポットとなっているようです。

その展望台近くの「同じ月を見ている」?という作品。コンセプトを見るとなかなか面白くて、全世界にいる家に引きこもった人たちにビデオカメラを配ってその人たちが撮った実際の月の映像を何カ所かでこのようなスタイルで同時上映しているそうです。

今回渡った島は男木島+女木島と小豆島。日程に余裕があればメジャーな直島と豊島にも行きたいところですがそれは断念。これは男木島の作品。

これも男木島。朽ち果てかかっている倉庫の中に大きな風船が二つあって、中に入り込むこともできます。

これも男木島。「学校の先生」というテーマの描画作品。絵のタッチが素敵です。

これは女木島。男木島と女木島はどちらも小さくて隣接して船も便利なので一日で二つの島をまわることができます。

こちらは小豆島。小豆島は大きくて作品も分散しているので効率的に見るには車が必須。今回はマイカーで帰省していたのでフェリーに載せて島に渡りました。うちの車は5ナンバーで小さいのですがフェリーに乗るときが唯一5ナンバーのありがたみを感じます。(運賃が少し安いので)

小豆島の三都半島というかなり僻地にある巨大な作品。素晴らしくてこれは永年展示して欲しいですね。

中国人作家のとても繊細な作品。刺繍糸を2つの面に張り渡すことで生まれるスダレのようなカラフルで半透明なスクリーン。

小豆島の寒霞渓にできた新しい作品。豊島にも同じ作家の作品がだいぶ前からありますね。

建築家西沢立衛氏の作品。鉄板を2枚ぶら下げたすき間が空間となっています。弟子?の建築家による似たような建築が厚木にありますね。

瀬戸内芸術祭は3年ごと開催で前回は新コロナ前で外国人客も相変わらず多くて盛り上がっていましたが、今回はどうなんだろうと思っていました。来てみると確かに外国人客の姿は全くみなかったのですが、国内からの客は減ってなくて海外旅行に行けない分、逆に増えているようにも感じました。作品の数は少し減って、会期の期間も少し短くなっているようですが、作品の質は全然落ちていないように感じました。毎回夏会期しか見れなくてまだ訪れていない島がいくつかあるのですが、時間があれば秋会期もみてみたいですね。