原広司展 建築に何が可能か

ART2023/3/1

原さんの展覧会の内容が濃くて良いとの評判を聞き、終了間近の湯島の国立近現代建築資料館まで出かけてきました。この会場に来るのは初めてですがかなり渋めの建築家の展覧会のみやっているようです。原広司さんと言えば私が建築を学び始めた頃に、極めて難解な言説で磯崎さんと並んでちょっとカリスマ的な感じだった建築家です。この展覧会を時間をかけてみましたが、相変わらず難解(笑)です。昔は建築家と言えばみんなこのような感じで哲学や理論にからめた難しいことばかり話していたのを思い出し少し懐かしく感じました。形状に関しても何でこんなに複雑にしてしまうのか今の私には理解しがたいほどなのですが、シンプルで説明しやすい建築だけではだめなのかちょっと考えさせられました。

原邸(自邸)のドローイング。非常に繊細なタッチです。

原寸?の製作指示図。