大磯のマンションリノベーション工事が完成しました。今まで数件リノベ設計した築40年以上のマンションのスケルトンリフォームの場合とは違い、今回は築10年ほどの新しいマンションで手を加えるのは100平米近い住戸の半分の面積程度に抑え、なるべく既存のものを活かして費用も抑えられるような工夫をしています。

リノベ前の写真とリノベ後の写真を並べてみると

リノベ前

リノベ後

リノベ前

リノベ後

リノベ前

リノベ後

工事の項目としては
・LDに隣接していた続き間の和室を無くしてLDを広く
・キッチンは新しいものに交換
・既存床フローリングの上にをセメント調のビニルタイル（LDK・水廻り）とサイザルカーペット張（寝室）
・既存壁のビニールクロスの上に漆喰塗（LDK）
・天井は板張りと漆喰塗（LDK）
・室内ドアの交換（チェリー材）
・便器、照明器具、エアコンの交換
といったところです。

デザイン的には間取りを大きく変えることはなく、既存の部屋で違和感を感じた天井（梁など）や壁面（パイプスペースなど）の凹凸を整理して、見せたくないもの（エアコンや給気口など）を隠し、目に見えるものを整理して再配置する、というだけとも言えます。地味な作業ですがそれなりに熟練が必要だと思います。質素な空間のように見えますが、家具が納まってくるときっと映えて見えるのではないかと思います。