長いアプローチ

西御門の家2012/7/5

3月に完成した「西御門の家」。
完成した建物の解説を少しします。
敷地は南北に長く、少し変形した旗竿状の敷地。車2台を縦列で置ける「竿」部分の奥に3段分ほど地盤面が下がって「旗」部分があり、奥に行くに従ってすぼんでいくような敷地形状です。建物はその「旗」の部分をそのまま目一杯使ったため南北に長い建物となりました。
旗竿地であるために建物の外観が道路からはほとんど見えなくなるのですが、その代わりに道路から建物東側の庭へと連続する長いアプローチがこの家の「顔」となってくるので、植栽を含めた外構は慎重に検討しました。
樹種については建主さんと一緒に検討して、敷地のエリアごとに洋風の庭、和風の露地風の庭、紅葉を楽しむ庭という風に少しずつ趣の違う植栽を施し、その植栽の間を敷石が転々とするアプローチ+自転車のためのスロープという外構計画となりました。
この写真は完成直後の写真ですが1年も経てば緑が大きく育っていることでしょう。

ちなみにアプローチ横の塀は杉の足場板を施主支給で安く調達して頂いたものです。
土間コンクリートに化粧目地切した駐車スペースの端には、御家族の手形を押してもらってます。

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