本牧和田の家
旧外国人居留地である横浜市本牧はたっぷりと緑が設けられて道幅も広く電線もない美しい住宅街でである。この計画は北と西それぞれ6m幅の道路に面する角地における住宅で、場所がら(インターナショナルスクール等の多い地区)主に外国人を対象とした賃貸住宅として計画された(オーナーも横浜在住の外国人である)。外国人向け住宅の定型としてLDや各個室は広く、主寝室には専用の水廻り、広いキッチンという条件を守りつつ、駐車スペースや日照条件、プライバシーの確保など敷地を有効に活用できるように建物配置を決めた。間取りはメーターモジュールを採用し1階に広いLDKと予備室(書斎)、2階に3寝室と水廻りを設けている。その他特徴として当アトリエでは多用する壁内への引き込み戸は採用せず全て開き戸とした他、キッチン横に十分な広さのパントリーを設け洗濯機、乾燥機もそちらに収納できるようにしてある。外壁はレッドシダー材の縦張りとし、2階の寝室の窓はコーナーをまたぐ出窓として周辺の緑の多い景色を多く取り入れられるようにしてある。
- 計画地
- 横浜市中区
- 用途
- 一戸建ての専用住宅
- 主要構造
- 木造在来工法
- 敷地面積
- 200.60㎡
- 延べ面積
- 160.00㎡
- 完成年月
- 2022年11月
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