菊竹さん設計のスカイハウスもチラ見。何と1958年完成だそうである。完成当時の、ポツンと高台に４枚の壁柱だけですっくと立ちあがっている写真と比べると周辺の風景も、建物の足元の姿も全く変わってしまっているのだけれど、それでも存在感のある凛々しい建築であることには間違いない。都心の好立地で今まで建物が残っているのが奇跡に近いと思いますが、建物が頑健な鉄筋コンクリート造で極めてシンプルな構造だったこと、増築の余地があらかじめ見込まれていたこと、再開発されにくい急傾斜の崖地に建っていたことが延命できている要因でしょうか。とても参考になります。