桧板張りのお風呂

小菅ヶ谷の家2024/7/2

先日のことですが10年ほど前に完成した『小菅ヶ谷の家』の建て主さんより、新コロナももう落ち着いたので、とのことで御自宅にお招きいただきました。こちらには5年ほど前にも一度お伺いさせて頂いているのですが、他の家でもお引渡しした家をこうして何年か経って訪問させて頂くと色々と”気づき”があってとても勉強になります。こちらの家で驚いたのは(5年前にも驚いたのですが)、浴室の桧板張りの壁と天井が全く劣化していないこと。

こちらは新築当時の写真ですが10年後でも全く変わっていなくて、どのようなお手入れをしているかと聞くと、毎日使用後の最後にタオルで水分をふき取っているだけとのことでした。
浴槽がハーフユニットバスで、壁と天井が板張りという仕様は他の家でも何件も採用していて、こちらは桧張で塗装はオスモカラーのカビとめの下塗り+仕上げのクリア塗装という仕様です。私の自宅も似たような仕様で、桧ではなくて能登ヒバ材に超撥水塗装という仕上げですが、手入れが適当なせいか水がよくかかるシャワーまわりは石鹸で白くなり目地や端部には少し黒カビが生えてきたりするので、年に1回程度のペースで壁の超撥水塗装を上塗りしています。黒カビの箇所にはいつもアルコールをスプレーして手当していたのですが、先日はカビのエリアが広がったので板壁専用のカビ取り剤「黒木真白」というのを購入して塗ってみたら抜群の効果でした。(私の家でも水がほぼかからない浴槽側の壁や天井はほとんど傷んでいません)

他にも10年もたつと植木がすごく育っていて、浴室の窓の外のバスコートに植えたアジサイもきれいに花開いていて、玄関前に植えた梅もシマトネリコも育ちすぎるくらいに大きくなり、2mくらいの高さになるかと思って植えたハナスズオウの木も、屋根の高さに迫るくらいの巨木となっていたのにもびっくりしました。